異をとなえん |

消費税増税の経済的影響について

2012.06.27 Wed

20:53:07

消費税増税の経済的影響について書いてなかった気がするので、少し書いておく。

一般的には景気に悪影響を及ぼす、という意見が多いように見える。
価格が上がった分だけ消費を冷やす、というわけだ。

インフレが発生しているけれど削減できる政府支出がない。
その場合には投資とかも多くて、国債の金利も上昇傾向にある。
赤字を垂れ流し続けるとインフレがさらに悪化するので、税収を増加させ、国債の発行を減らすことは正しいだろう。
消費税を増税すると商品の価格が上がるので、消費を減らす効果がある。
インフレ抑止にはその点でも役立つ。

デフレの場合は違う。
投資できない資金が余っているので金利は低い。
政府がいきなり増税しなくてはいけない必然性はない。
支出が変わらない中で、消費税増税によって価格が上がれば、やはり消費を減らす効果があるはずだ。
けれどもデフレ状況というのは、総供給が総需要を上回っている状況なのだから、総需要を減らそうというのは基本的におかしい。

ここらへんが一般的な消費税増税に対する意見だと思う。
私の意見は基本的には一致するのだが、ただ増税のタイミングの難しさを考えると、今もそれほど悪くないのかもしれない。
まずデフレ状況というのが、かなり緩和している。

消費者物価指数の動きの食料及びエネルギーを除く総合を見ると、2007年9月ぐらいの時点にすでに来ている。
プラス圏に浮上する直前にも見える。
2007年9月の場合、食料及びエネルギーを除く総合は0近辺のままだった。
総合は上がっているのだが、最大の理由はエネルギー価格の値上がりだろう。
輸入品の価格が上昇することで日本の景気が冷やされ、コアの物価は上昇しなかった。
私はそう解釈する。
だから、輸入品の価格が上昇しなかったならば、コアの物価はもっと高くなったはずだ。

今原油価格は下落している。
それは景気にいい影響を及ぼすだろうから、コアの物価の上昇をサポートする可能性が強い。
つまりコアの物価は上昇しているが、総合は変わらないという理想的な状況の可能性もある。

消費税増税は2014年なのだから、実はちょうどいい時期になる可能性もある。
なんか前に言っていることと違うという意見もあるだろうけど、その点も含めてもう少し書くつもりだったが、時間がないので次に延ばす。

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コメント

291

CPIには約1%の上方バイアスがあるため、日本はまだデフレ真っ只中です。

292 Re: CPIには

QWさん、コメントありがとうございます。

コメントについての意見も含めて新たな記事を書きました。
タイトルには経済的影響と書きましたが、あまり経済的な影響について私は重視しなかったようです。
デフレとインフレの境がどこらへんかというような部分に興味があるのでしたら、期待にそえない答えですいません。

それでは。

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