異をとなえん |

通貨戦争とリフレ論

2013.03.01 Fri

21:58:07

なんか気分がうつ期に入ったようで書けなくなってきました。
でも書かないとますます書けないので、なんてこともない話題でも書きます。

通貨戦争みたいな話題がいろいろと飛び交っている。
為替相場を自国通貨安に導いて景気を良くしようという話だ。
日本の円も選挙が始まってからずいぶん下げて、通貨戦争の主役になっている。
基本的にはアベノミクスによる効果だとされているのだが、私は前から疑問に思っている。
アベノミクスによって、デフレが克服されインフレになるならば、まず景気がよくなっていないとおかしいからだ。
景気が良くなれば、金利が上昇することで円高になるのが普通じゃないだろうか。
この当たりは考えていくと、卵とニワトリどっちが先かという議論みたいに、原因と結果が交互につながっていったいどこに帰着するのかよくわからなくなってしまう。

物凄くおおざっぱな議論だと、マネタリーベースが増えてマネーストックが増えれば、相対的に通貨が物に対して過剰になるので、価値が下がり、そうすると為替相場で円安になるなんて話になる。
この理屈が良くわからない。

コラム:侮れない円安効果、金融緩和の真の威力=嶋津洋樹氏では、簡単に次のように買いてある。
引用開始

たとえば、リンゴが1つしかない世界に1万円という通貨(概念)を導入すると、リンゴと1万円を交換することが可能となる。そうした世界で中央銀行が新たに1万円の通貨を供給すると、通貨に対するリンゴの希少性が相対的に増し、2万円という値段で取引されるはずだ。この単純な世界では、金融政策がインフレ、デフレを引き起こすという仕組みに疑問の余地はない。
引用終了

でもリンゴが一つしかない世界だったら、そもそもリンゴと通貨の交換自体が成立しない。
交換自体の意義がない。
だからミカンを導入してみよう。
リンゴ一つとミカン二つが交換される世界だ。
そこで通貨の量を増やすのだが、まず根本的な問題はどうやって通貨の量を増やすかだ。
交換する通貨が金みたいな物だったら、生産が増えることで自然に増えるけれど管理通貨の場合そんなことはできない。
あきらかにそんなことを許せるわけがない。
単にお札を刷っただけで贅沢な生活ができる。
そんなことを普通の人が許さない。
実際は許さないというより、そういう通貨発行者の理不尽な収奪を許せば経済全体が崩壊してしまう。
だから、中央銀行は常に貸すという行為でしか通貨を発行できない。

そうなると、先ほどのリンゴとミカンの世界では通貨量は増やせない理由がよくわかる。
つまり、通貨の量を増やすためには、金利という概念が生まれている必要があるのだ。
自然な金利がある世界に0%で金を貸せるならば、通貨量が増えていきインフレが起こる。
だから、何よりも金利を上げる必要がある。
でも自然な金利は金融現象とは関係ない世界であるはずだ。

変なところで終わってしまった。
途中からはリフレ派の議論だと、円高になるはずと書くつもりだったのだがそこまでいかなかった。
スランプで申し訳ない。
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