異をとなえん |

中国からの資金流出

2012.12.28 Fri

21:37:46

中国から汚職官僚が逃げ出している。

100億円規模の資産を海外に持ち出す腐敗分子たち
習近平総書記が憂える党員腐敗の深刻化


題名が合っていないと感じるのは私だけだろうか。
合計で100億円ではない。
平均一人当たりの金額が100億円だ。
中国の汚職は半端ではない。

引用開始

彼らが不当に国外へ持ち出したカネの総額は3000億元(4兆800億円)以上に及んだ。彼ら一人当たりの平均持ち出し額は9億元(約122億4000万円)に達したが、これも従来の記録を更新した。
引用終了

中国政府が調査した金額、つまり流出元で把握した金額だと4兆円ということだが、流入先で把握した金額はもっとすごい。

引用開始

2010年に発展途上国から海外に流れた「悪銭(不当な手段で得たカネ)」は前年に比べて11%増加し、8588億ドルとなった。このうち中国から流出した悪銭の総額は4204億ドルに達し、全体の半数近くを占めた。
(中略)
発展途上国から流出する資金は膨大な額にのぼっているが、その規模が最大なのは中国で、2011年に非合法なルートを経由して中国から海外へ流出した資金は6020億ドルであった。なお、2000年から2011年までの12年間に中国から海外へ流出した資金の総額は3兆7900億ドルに達している。
引用終了

2010年で4204億ドル(約33兆円)、2011年で6020億ドル(約48兆円)だ。
計算で桁数間違えていないか、何回も確認してしまう。
中国ではわいろなどで正確に幾ら贈られたかの把握は難しいだろうから、国外での計算の方が正しいと思う。
一人当たり100億円が過小評価かも知れないけど、流石に把握していない汚職官僚が他にいるのだろう。
とにかく天文学的な金額が流出していることは間違いない。

中国の経常収支の黒字が2011年、2012年でだいたい2000億ドルくらいだ。
汚職官僚の持ち出した資金が経常収支に含まれているのか、いないのか、元々があいまいだから、よくわからない。
けれども、中国の国際収支の黒字がそれほど当てになるものではないことを示している。
汚職資金の本質的な出所は、中国内で資金を持っていることの利益だ。
成長の利益は労働者の取り分と資本の取り分に分けられる。
資本の取り分というより、政府のコネによる荒稼ぎだろうけれど、労働者の取り分以外は広義の資本の取り分となる。
労働者の取り分と資本の取り分と何が違うかというと、労働者の取り分は本質的に消費に回る。
貯金もいずれは消費される。
それに対して、資本の取り分というのは再投資され続けていく。
だから、本質的により利益が上がる部分に移動していく。
中国で汚職官僚が国外逃亡しているのは、中国国内で利益が上がらなくなっているので資金が海外流出する流れの一つなのかもしれない。

中国は景気が悪くなっても、公共投資を拡大することで8%の経済成長をかなり維持できると予測していた。
けれども、国内の資金が国外にダダ漏れならば、それは難しい。
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