異をとなえん |

韓国に対して本音をぶつけよう

2012.08.28 Tue

21:11:51

竹島問題の解決法について、いろいろな意見が出ている。
穏健的な意見とか、強硬的な意見だ。
私はどちらかと言うと強硬論に賛成しているので、その理由を述べたい。

竹島の領有権について実質的に日本は敗北している。
韓国にどういう行動を取られようとも、ほとんど日本は抵抗する方法がない。
今回の日本の国際司法裁判所の提訴も、実質的には意味がなく、形式的な対応でしかない。
それ以外の対応も口先だけのものがほとんどだ。
スワップ協定の延長中止も簡単にはできないだろう。
経済的な関係は双方が利益を得ているので、中止は日本も損になるからだ。

そして、強硬に対応すれば最終的な解決に近づくだろうか。
韓国は経済的に大幅な圧迫を加えたとしても、竹島の放棄を認めるわけがない。
どんなに損失を出しても、竹島を放棄したならば、国の独立を金で売るとしか考えないだろう。
韓国の歴史の理解では、竹島の日本領土への編入が韓国の独立を失った契機だからだ。

だから、日本が本当に竹島を取り戻したいならば軍事力を行使するしかない。
海や空の軍事力では日本が優位なので奪還は可能だろう。
しかし多大の人命の犠牲が出るだろうし、韓国とのさらなる戦争になれば犠牲者の拡大も必死だ。
なによりも、軍事力を使い多くの命を失ってまで、竹島みたいな小島を奪還する利益がない。
つまり、日本は竹島問題に関して手も足が出ない状態なのだ。

どうしようもないから冷静に対応しろというのは、立派な意見だと思う。
しかし、本来なら韓国は竹島については紛争地にしないほうが得策のはずだ。
実効支配は韓国が続けているのだから、日本とごたごたを起こさない方がいい。
少なくとも日本から経済的な報復を受けるなら、韓国にとっても損になる。
それが逆に韓国から竹島問題を持ち出されるのは、日本が何もできないからとなめられているからに他ならない。
韓国のイミョンバク大統領は支持率を上昇させるために竹島を訪問したという意見が多いけれども、私はかなり怪しく思う。
むしろ経済の不振や兄の逮捕などで追い詰められたので、むしゃくしゃして日本をいじめにきたように見える。
日本は抵抗しないから八つ当たりしてもいいと考えているわけだ。

この状況からは脱さなくてはならない気がする。
いじめられっ子はただいじめられているのではなくて、なんらかの抵抗をしなければいじめから解放されない。
日本が韓国に対して切れれば、いろいろと被害は出てくる。
でもそうすることで、韓国が日本を挑発すれば損になると学習して行動を自制すれば、今後の日韓関係はずっとうまくいく。
戦後のゆがんだ日韓関係を正常なものに変化できるならば、その方がいい。

もっとも最終的な落ち着き先は考えておく必要がある。
アメリカとの関係を考えれば軍事紛争までにはいかないだろう。
本当にそうなりそうだったら、アメリカが仲裁してくれる。
だとしたら、経済的な報復合戦までだ。
日本がなんらかの報復をして、韓国がそれに報復をしたら、争いはエスカレートする。
けれども経済上の損失は企業が嫌がるだろうから、抑制しようと日韓相互にいろいろ働きかけることになる。
その力でゆっくりと争いは止まる。
日本側も感情的な反発は時間と共に落ち着いてくる。
自然と休戦になる。
そこで手打ちだ。
意味のない争いかも知れないが、韓国が竹島問題で日本を挑発しないことを学んでくれれば、争いにも意味がある。

日本と韓国の戦後の関係は、日本側の戦犯意識によって、日本側が常に引いて妥協することを繰り返してきた。
ここでいう戦犯意識というのは、日本の敗北で韓国が二つの国に分裂したことを含めている。
だから戦後日本は韓国を丁重に扱ってきた。
同じ国であった時代の人間関係がそれを支えてきた。
韓国側の事情をおもんばかって、反日を過度に主張したとしてもそれを許容してきた。
けれども、日韓の間の人脈も細ってきた。
互いの事情を斟酌して、問題解決を図る能力のある人はいない。
もはや日本も戦犯意識から解放されるときだ。
日韓の間をドライに交渉する、正常な国家間の関係に近づくべきなのだ。

とりあえず、今回の問題では外交的な損得でなく、日本が韓国に対して感情をぶつけることによって相互理解を図ったほうがいい。
ヤマアラシのジレンマではないが、互いが傷つけずにすむ距離を何とかつかもうではないか。

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