異をとなえん |

TOPIX安値に思う

2012.06.04 Mon

20:31:27

TOPIXがバブル崩壊後の安値を更新したいうニュースが出ていた。
その原因として、円高とユーロ危機があげられている。

不思議なのは円高が株価が下がる原因として挙げられていることだ。
経常収支が黒字なのだから、日本に入ってくるお金の方が多く、それで収益が減るというのは一応理屈としては合っている。
でも貿易収支は赤字なのだから、単純な製造業はむしろ輸入する方にとっては有利なはずだ。
また日本の貿易では円建ても増えている。
アジアに進出している製造業への部品の供給は円建ての方が多い。
ドル建ては原油などの原材料の輸入が多いのだから、円高は価格下落につながり、輸入産業には有利なはずだ。

実際第一四半期は年率4%以上の成長だった。
内需中心に伸びている。
一時的という意見が多いが、そうだとしても経済が成長して輸入が増えているのは事実だ。
つまり一時的であっても円高は経済成長にプラスに働いている。
それなのになぜ株式市場は悲観的なのか。

所得収支の黒字は円高により価値を下落させているだろうけれど、日本円にいそいで変換するのでなければ実損とは言えない。
もっとも円安に戻らなければ損は損だと思うが、すぐどうこうではない。
そうすると円高は株価の下落の原因だろうか。
関係ないのではと思う。

最大の原因はユーロ危機によって外国投資家が日本の株を売っていることだ。
金に困っているところが、とにかく売っているのだろう。
円高だと損失を出さないで済む可能性が出て売りやすい。
日本の株価もとにかく金がなくて投げているところが多いならば、それが終わるまで復活は難しい。
ギリシャ、スペインの危機の解決のめどがつくまでは、見にする投資家が多いだろう。
まだまだ株価は下がりそうだ。

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