異をとなえん |

生活保護の替わりに自衛隊の活用を

2012.06.02 Sat

20:39:23

生活保護の替わりに自衛隊の隊員として雇う方法を考えた。

生活保護の問題がネットをにぎわせている。
働かないのに政府からの援助で食っている人を見るのは嫌な感じだ。
自分たちの税金が使われていると思えば当然だろう。
かと言って、厳しくしすぎて餓死したとかというニュースもつらい。
なんとかならなかったのかと思う。
生活保護は本当に困っている人たちには優しくなく、プロの生活保護屋みたいな人たちに食い物にされやすい。

これを改善するための方法として、Basic Incomeや負の所得税と言った手法が提案されている。
基本的には一定額を国民全員にばら撒くと言う方法だ。
生活保護をもらえないで飢え死にする人はいなくなる。
生活保護を支給するかどうかの判定の費用がいらなくなる。
ここらへんは長所だろう。
問題点としては、支給金額にもよるだろうけど、全体としてのコストが大きくなりすぎる危険性がないか、働く人がいなくなるのではないかという問題がある。
その他にも、アル中やギャンブル中毒といった人たちの歯止めがかからなくなる危険性もあるだろう。

基本的にBI支持派のつもりだったのだが、最近意見が変わった。
他に収入がなくて社会の接点がなくなった人間はやはり困るのではないだろうか。
生きる意味を失ってしまう気がする。
イギリスで若者たちが最近暴動を起こした。
貧乏で生きていけないわけではなく、よく理由が判然としない。
推測するに、自分が社会に役立っているという意識を失っているからではないだろうか。
自分の存在が無意味というのはつらい。

そう考えると、コストの問題があっても、とにかく社会になんとか参加させようとする仕組みが必要ではないかと思う。
けれども生活保護に向かっているのは仕事がないからだ。
ではどうしたらいいのか。
そこで自衛隊である。
鉄砲を撃つと言った軍事の仕事はきついだろうけれど、災害救助の仕事ならやれるはずだ。
自衛隊は基本的に有事の時に必要であって、平時は役に立っていない。
逆に言うと平時は準備しているだけでも働いている。

災害救助用自衛隊ということで、都道府県ごとに基地を設け、生活保護を頼む人たちはそこで生活する。
衣食住は保証するわけだ。
正規の自衛隊員が訓練を担当して活動できるようにする。

入退出は自由意志で好きなようにできる。
暮らす所や食べるのに困っている人には、無条件で直ちにサービスをすれば餓死などはなくなる。
単にただ飯を食べたい人は、労働がついてくるのですぐに逃げ出すだろう。
給料は基本無料を想定しているから、普通に働ける人は割りに合わないはずだ。
しかし、社会から無縁になってうまく働けなくなっている人には、それなりに社会復帰するいい環境になる。
集団生活をするわけだから、それなりに規則立った生活に慣れるだろうし、自衛隊の訓練の一環として技能を身に着ければ、まっとうな所にも就職できるのではないか。
普通の職業よりも自衛隊の方が向いていると思う人がいるならば正規の要員として採用もする。

自衛隊は嫌がりそうな気もするが、有事における軍事力拡大の訓練として意義はある。
素人をいかに訓練すれば最小限の戦力になるかの研究にもなる。
ある程度の人員で立ち上げて、生活保護の替わりに入ってくる隊員で自立的にシステムを回せるようになれば、戦力減退にもつながらないだろう。
災害救助中心の組織ならば、自衛隊でなく独立した機関にした方がいいという話もあるだろうけれど、それでは人員のぶれに対応できない。
生活保護の替わりである以上、失業率などによって人数に大きな違いが出てくるはずだ。
それに対応するには、独立した組織ではなく他に自律した部分が必要だ。
それができるのは自衛隊だけだ。

今まで述べてきたのは、仕事がなくて困っているけれども、それなりに働ける人たちのことを対象にしてきた。
病気等で全然働けない人や、働く気がない人にどうしたらいいかという問題はある。
本当に全然働けないなら対象から除外する方法もあるし、あるいは今回作った災害救助用の組織で世話をする方法もある。
ここらへんは状況を見ながら検討だ。

個人的にはいい案に思えるのだが、世界で採用している国がないのは何か欠陥があるのかもしれない。
それでも生活保護に関する代案としてアイディアを出してみた。
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