異をとなえん |

内需復活のきざし

2011.10.13 Thu

20:41:47

日本経済が良くなるためには、日本国内での消費が増えないといけないと今まで主張してきた。
だから、そういう消費が増えているというデータを見つけると、うれしくなり、復活のきざしだと主張したくなってしまう。
もっとも、期待を裏切られることも多いのだけれど、今度こそ本物ではないだろうか。

2011年10月10日(月曜日) 旅行大国?日本 /YCASTER 2.0:伊藤洋一公式サイト

伊藤洋一氏のサイトでは旅行が増えたのではないかという印象と、記事に書いている。
個人の印象だから本当に増えているのか、わからないけれど、いい話に思える。
そして、前の記事にも書いたように、日本の消費は簡単に把握できなくなっている可能性がある。
ネットを通した消費や手作り製品の消費は、統計には出にくいだろう。
けれども、消費が増えれば当然のことながら、正の循環が生まれて景気が良くなっていく可能性は高まる。

心配なのは消費の増加が震災に伴う一過性のものである危険だ。
8月に入って、前月比で消費がマイナスになっている。

日本の8月家計消費状況調査(表) - Bloomberg.co.jp

見たけれど理由はよくわからない。
3月に前年比でがくっと落ちているのは、明らかに震災の影響だと思うのだが、それ以外の消費の増減の理由はよくわからないのが本当のところだ。
3カ月平均比で見てみると、4、5、6月はまあまあだが、7、8月がダメだ。

日本の8月全世帯家計消費状況調査:詳細(表)

詳細を見てみると、国内パック旅行が前年比プラスに転じ、外国パック旅行も前年比で高い比率を保っている。
旅行が増えているというのは確からしい。
そして極端に減っているのは挙式披露宴で、前年比-67.9%だ。
なんで、こんなに減ったのかを考えてみると節電要請で結婚を避けた可能性が考えられる。

そんなわけで8月に消費が落ちたのは、節電が理由ではないだろうか。
7、8月が節電要請によって消費が落ちたのならば、電力使用制限が9月9日に解除されたので、それ以後は回復するかもしれない。

それが本当の経済の回復かは、そこで判断できる。
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