異をとなえん |

続・朝鮮半島戦争確率40%

2010.05.27 Thu

20:19:37

昨日の記事で、なぜ戦争が起こるかの理屈を書き残したような気がしたので、少し追加しておく。

昨日の記事では、韓国と北朝鮮が緊張感を保ったまま、対立を続けていくのを一番ありうる状況とした。
「ミンボーの女」において企業とヤクザが全面対峙している状況だ。

この状態で、理屈では毅然とした態度を続けていれば、ヤクザは手を出せない。
手を出せば警察に捕まり、恐喝は割の合わない事業になってしまうからだ。
しかし、世の中は理屈通りにいかない。
宮本信子演じる弁護士が刺されるように、感情的に手を出すことは幾らでもありえるのだ。
今回の北朝鮮の脅迫も本気で手を出さない、戦争にするつもりはないと、多くの人が考えている。
けれども、戦争にする気はなくとも、潜水艦の攻撃のように人を殺すことなどは平気だ。
国民を殺されて黙っている国はない。
韓国側は怒りが高まっていく。
北朝鮮の脅しは「ソウルを火の海にする」という発言が基本だ。
脅しがエスカレートすれば、本気で攻撃されたらという恐怖が先に立ってくる。
その恐怖に耐えかねて、韓国がソウルを狙っている火砲を先に攻撃すれば、もう戦争は止まらない。

第一次世界大戦も戦争を起こす意思を持っている国はなかった。
けれども、偶発的事件から止めることなく戦争まで突き進んでいった。
戦争を積極的にしたい国はなくとも、絶対にしないと考えている国はなかった。
今回も同じだ。
戦争を積極的にしたい国はない。
けれども、状況次第では戦争を認める国がほとんどだ。
それでは戦争を止めることはできない。
緊張状態が続けば戦闘になる危険性はかなり高い。
日本も戦争にならないなどと、油断している場合ではない。

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もう一つ指摘しておきたいのは、今回の事件が北朝鮮の軍部の暴走などという意見だ。
こんなのは信が置けない。
よくある古典的なパターンなのだ。

一番よくあるのは、いい警官と悪い警官のパターンだ。
悪い警官が犯人に対して、こいつが犯人に決まっていると強行に主張して、今にも殺そうとする。
いい警官が悪い警官をなんとかなだめて、今自白すれば助かると犯人にいう。
犯人はいい警官のことを信じて、自白する。
もちろん、二人の警官は最初からグルだ。

今回の北朝鮮の軍部の暴走などという意見もそれと同じだ。
軍部の暴走だからどうするというのか。
穏健派がいるから、彼らの顔を立てろというのか。
それは彼らの罠に単純にはまるだけだ。
彼らは一体であり、分けて対応してはいけない。
第一強硬派と穏健派の名前すらも出てきていない。
そんな物に関わりあってはいけない。

そして、この理屈は北朝鮮と中国にもいえる。
口先はどうであれ、両国は実質グルであると考えなくてはいけない。
中国に金を渡すことは、北朝鮮に金を渡すことだ。
今後中国が仲裁案をいろいろと出してくることだろう。
けれども、現行の核放棄の過程にある以外の資金を出してはいけない。
中国の監視付きなどという理由をつけてもだ。
どんな形でも金を出すことは、北朝鮮の脅しに屈っしたことになる。
それだけは絶対に避けなくてはいけない。
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