異をとなえん |

日本のいい所

2010.03.03 Wed

04:25:27

一ヶ月近く前に書いて、ボツにしていたのを投稿。

「日本のいい所について説明せよ。」と追跡AtoZで質問していた。
私は日本のいい所は平和な所だと思う。
日本は島国ということもあって、歴史の中で平和な時代が多い。
対外戦争は白村江の戦いと元寇と秀吉の朝鮮侵略と近代に入ってからの戦争ぐらいだ。
ヨーロッパや中近東が歴史のほとんどを戦争していたのに比べればずっと少ない。

戦争が少ないことによって、人々は自分たちの技能や伝統を後世に伝えることができた。
どんな人でも生き続けることによって成長する。
少しずつでも成長していけば、生活は良くなっていく。
その少しの進歩を後世に伝えて行けば、子孫の生活も向上する。
戦争の歴史を見ると、立派な人たちが意味もないのに殺されていく。
それらの技能は後世に残されず消え去ってしまう。
そして、戦争になれば全ては無になるというニヒリズムが蔓延すれば、技能を成長させるという意識すら失われてしまう。

日本は平和なこともあって、そういう意識が少ない。
それが日本文化の伝統を長く伝える力になった。
伝統を長く伝えることで世界の中で日本を特色あらしめる国にしている。
また、伝統を長く保持することができることは、他国からの文化を吸収しやすくした。
伝統が保存されているのだから、他国の文化が入ってきて自分たちの特徴を失ってしまう心配がなかった。
戦争がないことで他国に吸収される不安がなかったことも大きい。
だから、他国の文化をおおらかな気持ちで受け入れることができた。
それが伝統と最新の共存という日本文化を生み出している。

また、日本人のおっとりした平和的な性格は戦争がなかったおかげだろう。
古い中国の絵に日本人の中国への使者の物がある。
それは他の国の使者に比べておっとりした感じがある。
その頃から日本は平和だったのだろう。

日本という国は、平和でありさえすればどんな国でも日本並みの暮らしが可能だという証しだ。
日本の高度成長がどうして可能だったかという質問が、ちょっと前多くの国から発せられた。
いろいろな答えがあったと思うが、私はその質問は間違っていると思う。
質問はなぜ日本以外の国は高度成長できなかったと問うべきなのだ。
その答えの多くは戦争の脅威である。
外敵、内乱によって多くの国は成長できなかった。
そのような戦闘状態がなくとも、国としての統一性がないことから、国民として成長に向かわせることができない。
国としての統一性がないこと自体、過去の戦争体験によって、国境が塗り替えられ、征服者と被征服者が一緒に暮している事実の現れである。

戦後においても、65年間平和であった国は少ない。
微妙な部分はあるが、日本は大体平和であったと言っていいだろう。
それが戦後の高度成長を生み、世界一長寿の国にしている。
平和はそれ自体有り難いことだ。
日本のいい所である。
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