異をとなえん |

日経の下げ - 世界経済が悲鳴を挙げている(その3)

2008.10.08 Wed

20:10:11

日経も連日連夜下げている。
今日は10%下げで、世界でも一番高いみたいだ。
他の国の事など笑っていられない状況だ。
唯一の救いは円高ということだ。
韓国みたいに通貨安と同時に株式安だと、
本当に国全体が傾むいてしまう恐怖が出てくる。
そうでないだけでも、幸せなのだろう。

これだけ下げている原因は何だろうか。
とりあえず、円高ということもあって、
外国人が売りやすくなっているのは確かにある気がする。
外国人は、かなり昔に安く買った株もあるはずだから、
円高もあいまって売却益が出ていそうだ。
現金が必要になって処分しなくてはいけない場合、
利益が出ているのは、とりあえず会計としては助かる。
ただ、本格的に現金が必要な場合、
評価益や評価損など言ってられないはずであり、
そういう意味ではなぜかと思う。
よくわからない所だ。

日経平均のこの値下げが、どんな影響を及ぼすかが心配だ。
個人で株を持っている人間はあまり多くない以上、
株が下落したからといって、損にはならない。
また、個人で株を所有している人は、
それなりに長く株をやっていそうだから、
すぐどうこうもないだろう。
企業の持分は、長期所有とかで、あまりいじっていなければ
短期の変動は気にはならない。
楽観的に考えれば気分を少し冷やすだけで、
実際はそうたいした事ない。

今日は気休めを言ってみた。
今日の日経の下げは、
もしかしたら本格的な下げに転じるなにか別の要因があるのかもしれない。
それはわからない。
いずれにしても、日時が過ぎるにつれて、
次第にわかっていくことだろう。
それにしても、そろそろ下げ止まって欲しいものだ。
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ウォンの暴落、そして - 世界経済が悲鳴を挙げている(その2)

2008.10.08 Wed

04:26:34

ウォンが暴落している。
10月1日に1ドル1187ウォンだったのが、10月7日の終値は1328ウォンだ。
たった六日間で10%以上下げている。
某2ちゃんねるで人気を集めているだけあって、
主要通貨では一番下げているらしい。
外貨準備が2400億ドル近くあって、普通なら通貨危機など考えられないのだが、
直ぐ換金できないのではと噂が流れ動揺している。
実際、この急落を韓国政府中央銀行がほとんど止めにいかないのは、
噂を本当らしくしている。

韓国は食料、原材料、部品と必要な物をほとんど輸入に頼っている。
通貨が暴落する事は即一般庶民の生活の危機につながる。
1998年の通貨危機の際には、そのために塗炭の苦しみをなめた。
もしかしたら、その再来になるかもしれないと恐怖が広がっている状態だ。

韓国に通貨危機が迫っているかどうかは別として、
世界の国の中で最も弱い所から、崩れていくのは仕方がない。
金融危機の発生によって、信用収縮が始まった。
信用収縮というのは富が減少していくのと同義だ。
つまり、借金をしていた物はその返済を迫られ、
世界中の資産価値が暴落し、みんなが貧乏になっていく。

しかし、富はどの国も一様に減っていくのではない。
借金によって、見かけだけ豊かだった国ほど、
返済によって危機に陥いっていく。
逆に言うと、借金が少なかった国はそれほど影響がない。
今の所、本当に金を貸していた国は日本、アメリカであり、
金を借りていた国は、まず韓国なのかもしれない。

韓国以外にも危ない国はたくさんある。
筆頭はアイスランドだ。
危機というより、既に破綻したと言っても過言ではない。

中日新聞:アイスランドにロシア緊急融資 国家破たんの危機と首相


アイスランドにロシア緊急融資 国家破たんの危機と首相

2008年10月7日 20時52分

 【ロンドン7日共同】欧州金融危機の影響で、預金流出にさらされているアイスランドの中央銀行は7日、同国がロシアから40億ユーロ(約5500億円)の緊急融資を受けると発表した。欧州の危機は、国家が他国に支援を仰ぐ異常事態に発展した。

 また、アイスランド政府は7日、経営が悪化した同国2位の銀行ランズバンキを管理下に置いたと発表した。
(中略)

通貨クローナは6日、ユーロに対して30%も下落。ロシアの融資は外貨準備増強とクローナ買い支えに使われる。


ユーロ自体が強くないのに、
そのユーロに対して一日で30%も下落したのは、破綻したと言っていい。

アイスランド危機深刻 ロシアから5500億円緊急融資

さらに、上の記事によると外国人の口座を凍結したらしい。
信用はずたぼろだ。
他の国はもう金を貸してくれなくなってしまう。

貿易依存度が高い国は自国通貨安になると、輸入が満足にできなくなって、
即経済危機につながる。
アイスランドはその域にあるのだろう。
ロシアから援助を取りつけたのは、苦しくても仕方がない事なのだろう。
どれだけ絞られるかは、わからないが。

そして、これから最も注目すべきはイギリスかもしれない。
イギリスが政策金利の引下げに動くという話がある。

金融危機の対応、市場の注目は米から欧州当局に−不協和音に警戒感も


上野氏は同日のリポートで、早ければ今晩に米連邦準備制度理事会(FRB)の緊急利下げがあるとの見方を示した上で、英国が9日に利下げを実施することは確実とした。


ポンドにそれだけの力があるだろうか。
イギリスはアメリカ以上の不動産バブルを発生させ、
アメリカ以上に世界中から資金を集め、
アメリカ以上に世界中に投資してきた。
この金融危機の中で、本当の力量が試される事になる。

円とドルはとりあえず勝ち組であり、ユーロは通貨安でも耐える力がある。
ポンドはどうだろう。
イギリスの輸入依存度は2004年度で21.3%とEU内ではそれほど高くはない。
自国通貨安でもそれなりに耐えられるのだろうか。
金融立国の国としては、それも厳しい気はするのだが。
どちらにしても、イギリスで通貨危機が発生するか否かは、
今後の世界経済に大きな意味を持ちそうな気がする。
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