異をとなえん |

野党の審議拒否がわからない

2008.03.06 Thu

00:04:11

野党が審議拒否をしている。

国会の空転続く、参院予算委は野党欠席で流会に

 国会は4日も空転が続いた。2008年度予算案を審議する参院予算委員会は鴻池祥肇委員長(自民)が職権で開催を決めていたが、民主党など野党の欠席で定足数を満たさずに流会となった。委員会室には福田康夫首相ら全閣僚が約1時間にわたって待機。民主は予算案の衆院強行採決に反発しており、対立解消のめどは立っていない。

 参院予算委は45人の委員のうち民主会派が23人を占める。国会法は委員会の開会には半数以上の出席が必要と定めており、民主が出席しない限り開会できない。

 民主の簗瀬進参院国会対策委員長は午前の記者会見で、与党が予算案の衆院通過を急いだことを念頭に「常軌を逸した暴挙で(審議待機は)自民党はまじめに取り組んでいるというパフォーマンスだ。(審議に応じる)条件を考える余地もなくなった」と語った。(04日 12:02)


衆院での強行採決に反対の意思表示らしいのだが、なぜそんな事をするのかがわからない。

今までは、野党が与党に対して強く反対している事をアピールするには、審議をできるだけ長びかせて時間切れをねらうしかなかった。だから、審議拒否はそれなりに意味のある野党の戦術だったと思う。しかし、現在野党は参議院で多数を占めているから、議長職は野党が取っている。どんなに審議が進んだとしても、本会議を開くには議長の同意が必要であるから、採決はできない。つまり、長びかせるだけだったら、議長の所で止めればいいので、委員会で審議拒否をする必要はない。だったら、拒否をせず、審議の中で与党を批判してた方が得ではないだろうか。

まさか、先の与野党の合意である租税関連法案の年度末の決定に対して徹底審議を必要とする条件があるから、その条件を満たさないために審議拒否しているのだろうか。もしそうなら、あまりにも卑怯なように感じてしまう。そういう卑怯な事をするんだったら、徹夜で国会を開けと要求して与党が出席を拒んだから、審議時間を十分に取れなかったと主張した方が絶対にいい。もちろん、徹夜で国会を開けというのは24時間ずっと審議しろという無茶な要求だが、野党の方から審議拒否するより、与党の方から拒否させた方がずっと名分が立つ。

結局、審議拒否は野党が仕事をしていない印象を与えるだけで、野党には何も得になる所がない。野党が国会の審議を放送している所で政府を批判する方が、ずっと国民からの支持を取りつけやすいはずだ。

日銀の総裁の人事も同じである。一体何をしたいのかがわからない。武藤副総裁に反対なら、拒否するだけでいい。それを反対するんだか、反対しないんだか、決めかねているようなやり口は戦術としておかしいように思える。自分たちの意思が、はっきりしない、まとまりにくい所を、決戦の場所に選ぶのはセンスがなさすぎる。

最近の選挙では与党に票を入れていたのだが、ガソリンの暫定税の問題で選挙が行なわれるならば民主党に入れるしかないと思っている。それなのに、このていたらくでは、本当に困ってしまう。
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