異をとなえん |

携帯電話市場のパラダイス鎖国

2007.06.26 Tue

00:43:07

「パラダイス鎖国」について、何か書きたいと思っていたが、ちょうど記事が出たのでコメントしてみる。
お久しぶりの「パラダイス鎖国」と「情報発信」を閉ざすことについて

しかし、最初の頃の「パラダイス鎖国」の話を忘れていたので、話がずれてしまったが、それでもコメントする。。


携帯端末に関しては、いかに大きいといっても日本だけの市場(特に日本ではメーカーの数が多すぎ)では、世界で売っているメーカーと比べてスケールが違いすぎ、(一方海外の安い端末は日本のあまりに進んだ市場に合わず)明らかにコストが高く、そのためにメーカーは儲からない、キャリアは高い補助金をはらわにゃならん、ユーザーは高い料金をはらわにゃならん、という、誰もハッピーでない状況になっているのは間違いなくて、これはやっぱり、なんとかしたほうがいいと思う。


メーカーとユーザーはともかくとして、日本の携帯通信会社(キャリア)は儲かっているのではないだろうか。ドコモは世界で一番利益を上げている携帯通信会社だった気がする。

リンクしてある記事も含めてを思うのは、消費者がそこまで考える必要があるのかに、尽きる。

消費者にできる事は基本的に自分が欲しい物を買う事である。品質と価格で自分にとって一番望ましい物を買う。消費者の支持を得られた商品がその市場の大勢をしめていく。日本の携帯電話の場合、端末代を安くして通信料金で取り返そうというシステムを取っているので、もう少し複雑になる。しかし、機能は少くても通信料金が安いと思うユーザーが多ければ、そういう契約もできるだろう。揺れ動く携帯電話の販売奨励金の一連のコラムを見るとそういう風に動いている。

日本のメーカーの発展を考えて、国産品を買いましょうなんて、経済産業省の役人かと思う。価格と機能を考えて自分の好きなものを買えばそれで十分のはずだ。日本のメーカーが潰れてはまずいなんて、自分がその会社で働いているのでなければ、ほとんどどうでもいい問題である。

メーカーはもうかっていなくても、通信会社はもうかっている。携帯電話の部品メーカーも十分、利益をあげている。パラダイス鎖国だから、メーカーがもうかっていないわけではない。通信会社とメーカーの間の関係が、通信会社優位だからに過ぎない。メーカーが自主的に合併を行なって、数を少なくすれば事情は変わると思う。それをしないで、日本市場の特殊性を言い出した所で意味がない。もっとも、メーカー数が多いのは通信会社が意図的にその状態を作り出している可能性はある。それが嫌なら、自分たちが有利になれる市場を自分で作り出していくしかない。

未来がどんな道をたどるかなんて誰にもわからない。でも、自分は多機能で新しい機能がドンドン増えていく携帯電話が欲しいけど、携帯電話機メーカーのために機能が少ない電話を買うなんて、馬鹿げているとしか思えない。消費者が「パラダイス鎖国」にひたっていようとも、抜けていても同じだと思う。
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