異をとなえん |

インドに宇宙開発で負けて何が問題か

2007.06.08 Fri

01:32:10

下記のページによるとインドにも日本は宇宙開発で遅れを取りつつあるらしい。

日本の宇宙開発はインドにも対抗し得ない〜JAXA・平岩主任研究員に聞く


しかし、それは問題だろうか。インドの宇宙開発が強化されつつあるのは、弾道ミサイルの開発のような軍事上の要請が大きいように見える。ミサイルの開発に焦点を絞っている事からもそれが邪推できる。あるいは、インドの技術のデモンストレーションかだ。日本は核戦争時の宇宙の軍事利用はアメリカに依存している。それで特に問題はない。よって、核を開発していない日本が、先端技術をアピールする必要のない日本が、インドのような宇宙開発に追随する必要性はない。日本は宇宙のビジネスを目指して、地道に開発していけばそれでいい。

では、何を目指すべきか。有人宇宙飛行という考えがある。しかし、それには反対だ。

「はやぶさ」の小惑星着陸には興奮した。月以外の天体への始めての着離陸の偉業だからだ。しかし、有人宇宙飛行にはその感激がない。アメリカ、ロシア、中国が達成した事業を後から実行してもつまらない。有人宇宙飛行ができれば、それをステップにして、夢のある計画が実行できなくてはいけない。その夢こそが大事であり、目標としての有人宇宙飛行では感動できない。

「はやぶさ」のような人類で始めての偉業を目指しつつ、基礎技術を地道に習得していって欲しい。宇宙開発は喫緊の課題ではない。月だって、火星だって、金星だってなくなるわけではない。日本の宇宙開発の予算はGNPに合わせて一定程度出ている。それをどのように分配するかは、宇宙開発を担当している科学者技術者の問題だ。予算額に合わせてベストのプロジェクトを組んで欲しい。

しかし、宇宙開発を名目にして、弾道ミサイルの開発などをすることはないが、偵察衛星の開発は意味がある。偵察衛星のような軍事的な開発と、焦点を絞った科学上の調査と、三菱重工に依頼した衛星の打ち上げ事業で日本の宇宙開発はなんとかなっていくのではないかと、思う。
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