異をとなえん |

民主党は明治維新の尊皇攘夷派になれるか?

2009.08.24 Mon

02:45:34

下記の記事を読んで、今回の選挙は明治維新に似るかもしれないと考えた。

Meine Sache 〜マイネ・ザッヘ〜: 拷問選挙と世界と日本

引用開始

自民と民主、どちらもゴミなら、少なくてもごっそり人員刷新される民主の方がましなのかもしれません。でもこういう発言を聞くと、とてもじゃないけれど投票用紙に民主とは書けません。もうこれは拷問です。
引用終了

こういう発言というのは、
菅代表代行の「資本主義の暴走を許す小泉改革路線は大きな間違いだった」
という発言だ。
小泉改革路線こそ正しいと考えている人には、
民主党の態度は実にいやになってしまう。
もっとも問題なのは、
小泉改革路線の本家本元である自民党がそこから逸脱しつつあることだ。
そのおかげで、どの政党にも投票したくない。
拷問みたいな選挙だというのは本当だ。

自民と民主どちらに投票してもあまり変わらないかもしれないが、
民主党は郵政民営化見直しを掲げている国民新党と手を組んでいるので、
自民党に投票する。
前回の選挙では、私は郵政民営化賛成で自民党に投票したのだから、
それを貫くつもりだ。
むなしい抵抗ではあるが。

ここまでは一応私の立場の説明であるが、
今回の記事で書こうとしたのは、別のことだ。
幕末の尊皇攘夷派が明治維新が始まると開国派に変化したように、
民主党も構造改革派に変化するのではないかという展望だ。
一応可能性はあると思っている。

今回の選挙で自民党が敗北した場合、
国の補助金と票を交換する利権システムは一応リセットされるだろう。
明治維新と同じように今までの権力構造から離れた人たちが政権を取れば、
合理的にシステムを再構築することは十分にありえる。
電車がゆっくり混んでいくと、座席にすきまができる。
それに対して、いきなり満員になると座席はぴっちり埋まる。
空白だった所を一気に埋めるから、古い体制のゴミが消えるのだ。

民主党は自民党の反対政党として、戦術的に自民党の政策に反対してきたが、
本心からそう思っているかはかなり疑わしい。
「代表の今言っていることは気にしなくていい」
なんて言葉を民主党議員が言っていたこともある。
この態度自体はひどいのだが、
明治維新の時に幕府を困らせるためにやっていた事に似ている。
それを考えるとあまりダメな政策に焦点をあてても意味がないかもしれない。
もっとも、最大の問題はどの政策を実行して、どの政策を反故にするか、
まるでわからない部分だ。
たぶん、民主党の議員にしてもわからないだろう。

民主党は寄り合い所帯で意見をムリヤリ統一した経験がない。
不一致の部分は先送りしてきた。
政権を取ればそうはいかない。
ムリヤリでも意見を統一しなければいけない。
そうすると実行すべき政策の決定は権力争いと結びつく。
選挙後の状況はよくわからないが、混迷するしかないように見える。
明治維新の混乱は、
西南戦争終了によって終止符を打たれるまで十年間も続いた。
尊皇攘夷派が急に開国派に変わったことで、明治維新を想起したのだが、
むしろ意思決定が簡単にできない点で明治維新を真似るかもしれない。
今回の選挙による混乱が十年も続くのだけは、勘弁して欲しいものだ。

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